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新規就農を考える若者が増加しています

 農業と聞くと何となく「お年寄りがやる仕事」というイメージがありますが、実は近年若者の新規就農が増加しています。
 大学の農学部への進学を希望する学生も増加しており、最近では新規に農学部を設置する大学も出てきました。
 このように農業への就職を希望する若者が増加しているのは事実です。ではなぜ若者は農業を志すのでしょうか、農業の人気の背景には一体何があるのでしょうか。


 若者が農業に注目する理由は、やはり一人一人異なるのですが、多くの場合食への関心の高まりによる影響だと考えられています。
 世の中に流通している食品の多くは添加物が含まれていますが、添加物が体に与える影響は大きいと言われています。
 そのため農業によって人間が本来摂取すべき自然本来の食べ物を見直そうという動きがあります。
 またTPPによって農業に影響が出ると言われていますが、TPPによって農業が注目されたことにより、日本の農業の現状や問題が浮き彫りになりました。
 それを解決しようと農業への参加を考える若者もいます。実際日本は食料の多くを海外からの輸入に頼っており、食料自給率が低いことが指摘されています。
 この問題の改善を農業で試みようという発想です。


 また農業が注目されているのは食料問題だけではありません。ライフスタイルの見直しも関係しています。
 今までは会社で働くことが一般的でしたが、インターネットの発達などにより、過酷な労働環境の現実が注目されるようになりました。
 会社で1日中働くことだけが人生ではない、という価値観が生まれてきています。その反動から農業への就職を希望する若者も多いと考えられます。
 実際、農業に就職した若者の間ではウィンタースポーツなどのように、自然の中で遊ぶことが人気になっています。
 これは「都会で仕事に励むことが良い」という価値観とは全く異なるものであり、若者の価値観の変容と考えることも出来ます。
 このように農業が若者に注目されるようになった背景には社会の様々な問題があるのかもしれません。
 ただ注意しておきたいのは、農業の世界に飛び込んだからと言って必ずしも成功するわけではない、ということです。
 実際、経営が成り立たず農業を止めていく人は多いです。安直な考えて農業を始めるのだけは避けた方が良いでしょう。
 農業を始めるにしても事前にしっかりとした準備が必要となります。その際には農業の情報がまとめられているこの比較サイトが参考になるかもしれません。